Perfumeと私 Perfume COSTUME MUSEUM


PERFUME COSTUME MUSEUM

- First Impression 

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9月15日、灘駅。目的地は芸術の館・兵庫県立美術館。この日は午後から大阪・泉佐野でスケート観戦をする予定があったため、軽く見ておこうという心づもりでいた。

灘駅からまっすぐ海側へ向かって歩く。この日はとにかく日差しが強くて暑くて、帽子を被り、サングラスと日傘を装備したマダムスタイルで参じた。

 

かっこつけたエッセイ風に書き出してみたけどぜんぜんしっくりこないので、以下はTwitter(X)と同じスタイルで失礼します。ごめんなさい。

本当にこの日は暑くて溶けるかと思いながら美術館に行きました。

山側から歩いていくと、建物の上からのぞく美カエルが真っ先に目に入ります。こんにちは〜。
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そしてその下に、本命の衣装展ポスター。入口にもこんなものが置いてあったりして、ファンがバシバシ写真を撮ってた。私も。
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ああ本当に来た……と嬉しくなりながらエントランスをくぐり、高い天井の下を歩いて階段を上がって展示室へ。ここから夢のような時間のはじまりです。

 

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全体としては、途中休部(発想と展開)を挟む全4部構成、Perfumeのメジャーデビューから現在までを追いつつ、最後にはメンバーが選んだ衣装も含む撮影可能展示もある、オタク大満足構成。2章と3章の間には、『発想と制作』という衣装のデザイン資料を含めた展示もあって、これこそ美術館で開催される醍醐味という感じでした。

既述のように、私のこの日のメインディッシュは午後からのスケート観戦(ジュニアGPシリーズ日本大会・大阪 関空アイスアリーナ)だったため、当初の予定では流れでさらっと見て………ということでした。

とても大間違いでした。

大好きなアーティストの衣装、さらっとなんて見られるわけがないんですよねーー!!!

(時間と戦いながらギリギリまで鑑賞する、その結果乗りたかった便を逃すというポンコツも発揮しましたが、それだけ展示が良かったという話です。)

第一章冒頭にメジャーデビュー曲、その前に本当のはじまりとして昨年リリースのSpinning Worldの衣装がどーんとあったのはかなり度肝を抜かれました。

ロング丈ではっきりした色の衣装を置くことで、一気に展示の世界に入り込める仕様。その後の展開も含め、見てる人が没入できるような工夫が凝らしてあって最高でした。 

全体の構成の印象としては、1.企画者のPerfumeへの止め処無い愛、2.鑑賞者との距離、3.ライブ感の3つがありました。

1つ目は、これはもう火を見るより明らかだと思いますが、各章のパネル、展示資料についたキャプション、突如現れるカンヌ会場、リリース/上演当時を思い出させるディスプレイ、そしてメンバーの思い。全てから愛が溢れていてこんな空間に私がいるってそれだけで幸せだ……と目を閉じて空気を吸い込みました。展示を見てください。

2つ目の鑑賞者との距離については、多少遮るものがあるのでは、という気持ちでいたので、あまりにも衣装たちとの距離が近くて驚きました。

これは後日コレクション展を見たときにも思ったことで、本当にその辺にモノが置いてある(ように見える)し、絵画の前にテープも張ってなかったりするんです。

作品を間近で見つめて、展示によっては触れられるものもあり、感覚器官すべてを刺激されました。例に漏れず企画展も作品との距離が近く、まるで目の前にPerfumeがいるような、ライブ会場にいるような、PerfumeのMVの中に入り込んだような、そんな感覚に陥る瞬間もありました。

3つ目のライブ感。これは先程の「作品との距離感」もあるけれど、兵庫県立美術館の建物の構造が大きく作用していたように思います。

この館、天井が高い。広い。空間の広がりと高さを活かした展示は、ライブ会場でのアリーナからの目線に近いように思います。

特に第3章はその傾向が強かったし、このレイアウトは神戸でしか見られない可能性が高いような気がします。写真を撮れないのが残念でならない。何よりカンヌのコーナーは本物のライブ会場ですね。最高。(でもこの日はなぜかプロジェクションマッピングの映像が衣装より上にずれていたので消化不良でした)

 

この日は後ろの予定もあり「展示の全貌を知る」以上のことを考える余裕がなかったため、本当にサラサラと観て4章で写真を一通り撮ったあとにグッズを爆買いして終了、ということになります。

本気を出せば1日中居座れるくらいには濃い展示でした。


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ついでに、次の予定までの間に、館内で唯一無料で観られる展示である『ANDO MUSEUM』を観覧し、兵庫県立美術館の設計者・安藤忠雄の世界を知ることもできました。

 

閑話

10月30日のホールトゥワー兵庫公演の次の日に衣装展に行き、9月に訪れたとき感じたこと+その間考えていたのことの答え合わせをする、というつもりで神戸に行ったのですが。

なんと、30日トゥワー神戸で、最前を引き当ててしまい、魂抜けるかと思いました。いや、抜けてたと思います。終演してから声かけられるまで放心してました。仕事頑張ってきてよかった、辛いこともあったけどこの日のために生きてきてよかった、Perfumeと出会えてよかった、そんなことを考えながらずっと爆踊りしていました。

この公演で衣装を間近に見られたこともあり、衣装展での感じ方もかなり解像度が高くなったと自分の中では思っています。

公演の衣装の詳細は、まだオーラス迎えてないので何も言えないけど、きっと皆が思う“Perfumeらしさ”って、こういうことなんだろうな、と実感できた日にもなったと思います。今までを踏襲しながら、現在のPerfumeに合わせていく、というのはきっとこれからも変わらずにいてくれるところ、Perfumeの変化を受け入れていくところでもあるのでしょう。

そして私はおそらく今年分の運を全て使い果たしたため、カウコンは天井席でも文句言えません。それでも全然いいです。Perfumeと同じ空間にいられるならなんでもいいです……。


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- Reunion 

前日の余韻を引きずりながら、灘駅からのそのそ歩いて美カエルに会いに行く。偶然なのかなんなのか、この日もめちゃくちゃ天気良くて暑かった。私もしかして晴れ女なのかも……と思うくらい。

兵庫県美ではまず最初に、前回見られなかったコレクション展を見るという任務がありました。衣装展を先に見ても良かったけど、また時間なくなると嫌だな〜と思って。帰りの時間がかなりきつかったので、この判断は非常に正しかったです。

今回の着眼点としては、前回同様、展示の構成に注目しつつ、前回は出来なかった衣装そのものについても考えていく、という大きく2つのポイントがあります。ここからはちょっと真面目です。LET'S GO~~~~~

 

1 展示の構成について

これはほとんど前回の復習のような形ですが、やはり空間の使い方というのが最も注目した点です。

第4章の展示室がわかりやすいのですが、広くて天井が高い、ライブ衣装という立体物の展示にはもってこいの空間でした。

ステージの上にいるPerfumeを、アリーナ最前から見つめている観客の視点。セットリストに合わせて変化するステージセットのように移り変わる展示。MV衣装が多い1,2章は「場面の切り替え」としてそれぞれの作品間の間が広く、背景付きのものもありました。

これは、ライブ会場というよりかはMVの世界を間近から覗き込んでいるような、または入り込んでしまったような気分になります。それぞれに合わせたMVが流れているのも印象的でした。

特に美術館で開催されたことで意味を持った展示としては、Sweet RefrainのMV衣装ではないでしょうか。MVの撮影場所が美術館であったこと、展示物のように配置されたPerfumeの映像を想起させる、素晴らしいレイアウトでした。

 

展示を考えた人の気合の入り方が違う!と感じた部分は、第2章終盤、Cling ClingとPick Me Upの衣装だけが展示された空間と、第3章です。

第2章終盤は、照明が暗くなり、展示室はそれまでよりかなり狭い空間。展示室の構造が生んだ偶然なのか、それとも企画者の思い入れなのかはわかりませんが、この場は確実に「MVの世界に迷い込んだ」と錯覚させる作用がありました。

Pick Me Upの衣装は衣装展の中で唯一、展示ケースの中に展示されており、MVやCDジャケットを彷彿とさせます。中心に据えられたCling Clingの衣装と展示台、廊下から差し込む光、カーテンの向こう側から漏れ聞こえるカンヌのSpending all my time……。異質な、夢のような空間であったと言えます。

 

第3章は、私が一番衝撃を受けた場所。一つの空間で完結しながら、今までよりもずっと高い密度でPerfumeの変化と不変を感じられる、そしてPerfumeの世界を覗き込める展示です。

『発想と制作』の展示室とは低めの壁で仕切られており、繋がっているかのように思いますが、一歩足を踏み入れただけで全く違う世界に飛んできたかのように思われます。

まず最初に目に入るのは、中央に丸く高さを変えながら並べられた、FLASH以降のMV衣装たちとFUTURE-EXPERIENCE Vol.1の衣装。特にFLASHPerfumeの転換点と位置付けられ、絶対にFLASHを見ないと次に進めなくなるような導線が作られていたように思います。中心には高い天井から下げられた白いカーテンで、特定の衣装を観ているときに他の衣装が目に入らないようにゆるやかに遮られていました。

この章で私が釘付けになったのは、Reframeの衣装たち。入口から向かって右側の隅に設置され、2つのReframe以上が上下に並べられていました。後ろには天井からキラキラ光るカーテンが下げられ、隣の展示室との仕切になっている壁にも、キラキラと光る壁紙が貼り付けられており、淡い虹色の光に包まれた幻想的な空間になっていました。今ここで、VOICEを流したい……という衝動に駆られるくらい輝いていました。本当にあの空間だけ切り取って、ミニチュアで持って帰りたいくらいです。

また、COSMIC EXPLORERのジャケット衣装は、トルソーではなく青色の台紙の上に平置きされているような平面的な展示で、ここに作品へのリスペクトを感じました。

 

最後に、あまり細かく見ることができなかった部分ではありますが、照明についても少し。

ステージの上で着る衣装なだけあって、照明は一部を除いてかなり明るかったイメージがあります。Spring of Lifeの光る衣装や、プロジェクションマッピングなどは演出に応じた明るさになっていましたが。

特にこだわりを感じたのは、第4章で展示されていたJPNツアーのシルバー衣装。とにかくキラキラ、というかギラギラ輝いていたこの衣装、すこし視線を上に向けると展示室のライトがピンポイントでバッチリ当てられていました。

↓これがそう。
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↓そしてこれが反対側


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他をしっかり見ていないのでアレですが、明らかにここだけ照度が高いなと思いました。これによって、ステージの上にいるみたいにギラギラ輝いていました。素晴らしい。

他の衣装についても、その衣装が一番輝いて見える照度と光の当て方を追求されたのではないかと思います。

展示において照明というのは、鑑賞者の目にどんなふうに映るのか、影は、ガラスへの映り込みは、色は、と気にすることが多くかなり重要なんですが、今回は衣装ですので。ピッカピカでした。ステージの上で輝く衣装、MVのコンセプトを表現する衣装、それぞれに合わせた照明に、リスペクトの魂がありました。

 

2 衣装そのものについて

ここまで展示の構成についてしか語っていません。なんのために衣装展観に行ったのかわからなくなりますね。一番の主役、衣装についてもつらつらと感想を書いていきたいと思います。すべてを取り上げなくてもとんでもない文量になってしまったため、全部には触れられていません。ご承知おきください。

 

第1章 近未来型の挑戦者

私は、第1章全体的にこの時代のPerfumeをリアルタイムで知りません。本格的にファンになったのはJPNよりすこし後のことです。なぜなら、それまで自宅にテレビがなかったので!

なので、ほとんどはファンになる過程で過去作を見漁っていたときに見たものが多いです。ライブ映像も、MVも、ほぼすべて後追いで知っていったものたちでした。

それでも3人への気持ちの大きさは負けないくらいあると思いますが、ブレイクするまで、ブレイクしてから初めて東京ドームに立つまで、のPerfumeを知らなかったことは悔しい思いになります。

そんな思い出(?)のある衣装たち、特にお気に入りはレーザービームと不自然なガールとシークレットシークレットです。明らかに戦闘服らしいものが好きなんです。特に不自然なガールの衣装は、MVでは光沢のある厚めの生地を使っているように見えましたが、実際は何枚ものチュールを重ねていたというのが衝撃でした。

既製品をアレンジした衣装にしても、売れていくと共にだんだんブランドのグレードが上がっているのがわかってしまい、「本当に……良かったね……」と親戚のおばさんテンションになってしまいました。

時代とともに変わる衣装、それでも変わっていくスタイルの中に決して変わらないPerfumeの基本の形があり、それが1つの芯になってずっとあるということが実感できました。

 

第2章 止まらない進化

第2章冒頭には、かの有名なSpring of Lifeの光る衣装が据えられて、流れる曲に合わせてリズミカルに光っていました。背中から高い天井につながれたコード、照明も他より少し照度を落としていて、まるでMVの中に入り込んだような気分。同時に、間近に光る衣装を観察する夢が叶う空間でもありました。

この先にある衣装は、Perfumeが世界へ飛び出して行ったその時の空気を纏って展示室に立っていました。

この頃のデザインは、戦闘服のような、個人的な感覚で言い表すとプリキュアに近い、そんな印象です。3人とも丈が短くて、肩周りが角張ったデザイン、またはいくつものプリーツやフリルを重ねて重厚感を出しているものが多いように思います。(フリルを重ねた袖や襟元は、Future Popにも繋がっているのでは、、と思ったりしてます。)

宇宙服がモチーフのMagic of Love、制服をイメージしたSpending all my time、探偵の未来のミュージアム、などなど、映画や漫画のようなコンセプトの衣装を立体に落とし込み、Perfumeが着たときに世界を作り出してしまう力を、感じました。

この頃の“Perfumeっぽい”シルエットといえば、スカート/パンツの丈は短め、上半身はかっちりしたシルエットを思い浮かべるのですが、それを外してきたSweet Refrainは映像や写真で見ても、生でみても大好きな衣装です。

そもそもこの曲のアートワーク全て大好きなので、めちゃくちゃ嬉しい!!!!という気持ち。黒を基調としたアシンメトリーなデザイン、ついでにこのときのPerfumeのメイクもすきなんですが、今までにないシックな衣装でいつまでも眺めていられます。ずっと眺めてました。

第2章終盤の空間についてはさっきも触れましたが、衣装も素晴らしいのでまだ語らせてください。

Pick Me Upの衣装、立体的なスカートは、MVでしか見られず、テレビ出演のときは似たデザインだけど立体的ではないものに付け替えていた……という記憶があります。2023年に再制作したということなので、おそらくMVのためだけに作られたものということになりますね。衣装展を開催していただきありがとうございます。

踊り子Cling Cling、キャプションにも「踊れるか踊れないかギリギリのラインを攻めた(要約)」とありましたが、とにかく重そう!というのが第一印象。装飾が多いし、スカートにはレースが重ねられているし、キラキラしてるし。

ああ、このスカートを「つまむ裾にもつんつんつん」でつまむところめちゃくちゃ好きだ……とか、そういうことばっかり考えてました。ていうかこのコーナーは展示全体の雰囲気とレイアウトのことばっかり考えてたので、観察したとはいえあんまり覚えてることが多くないです。でも本当に良い衣装です。

 

第3章  「未来」を超えて

先程、この章については思いをぶちまけたところですが、別の視点からまたぶちまけようと思います。

印象的なFLASHの衣装から始まる第3章、ここからさらにPerfumeの衣装が洗練され、「魅せる」ことと「踊る」ことの融合が進んでいきます。

FLASHの推しポイントは、袖の手首のところに、お揃いのブレスレットがはめてあったこと。あとゴールドのアクセサリーでアクセントとしているのもぐっときます。

カンフーのイメージで、MVもごくシンプル、初めて膝丈の衣装、すべてがそれまでからすこし外れて、それでもPerfumeらしさを失っていない、傑作です。

MV好きすぎてめちゃくちゃ見てるし、今ダンスプラクティス動画を出していただいてもいいんですよ(ダンプラおばさん)……となる曲。なによりシルエットが3人ほぼ同じだけど動くとさり気なく違うのがわかる、というくらいの差異も気が利いていてすごく良いです。

TOKYO GIRL、圧巻。色の組み合わせも補色なので目につきやすいし、デザインも大胆で本当に素晴らしい衣装だと思います。補色とは言っても、2色とも青味が強いので馴染んでます。さすがにエレベーターガール、上品です。あと、お帽子もひっそりと展示されているの可愛かったです。あとから付け足したみたいな趣がありました。

そしてReframe。私は2019の方がより好きだったりするのですが、やはりプリーツや布の動きが繊細で、光も取り込み、加えて全体のシルエットが熱帯魚のベタのようなところが好きポイントです。背中のデザインもすんごいので、覗き込んでまじまじと観てしまいました。

Future Popについては、襟から肩周りのデザインは3人とも全く同じであり、スカートはシンメトリーなのちゆか、アシンメトリーなあ~ちゃん、としてメリハリがある衣装だと思います。好きです。

この章でも、Perfumeの衣装としての譲れないデザインの芯みたいなものをひしひしと感じました。それを思いがけない方面に発展させたのが、ポリゴンウェイヴの衣装だと思います。

正直なことをいうと、私はポリゴンウェイヴの衣装を当初あまり良いと思ってませんでした。まじで。しかし、実際にPerfumeがこの衣装で踊っているのをみたり、生で見てみると、立体感や骨組みが作り出す躍動感とデジタル感を見て取ることができ、良い衣装だ……と今は思っています。

生で見ると印象が変わるっていうのは、確実にライティングの作用があるし、写真だとレタッチしてあるのでそりゃそうだろって感じですよね。そうなんですけど。やっぱり生で見ないとわからないことあるんだよね〜って思いました。

 

第4章 ステージに立つの

みんな大好き4章!!最後に広い展示室にありったけの衣装展示して、メンバーセレクトも入れて、撮影可能にしてくれて本当にありがとうございます。

もちろんめちゃくちゃ写真撮りました。語彙力がそろそろ尽きてきたので、撮った写真全部放出していきます。


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ワールドツアーの衣装、これ本当にかわいいですね。第4章の展示室に入ってすぐ目に入る位置にあるから余計にずっと見てしまった。


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そして背中合わせになっているアミュフェス2018。WT3もアミュフェス2018もTakedaさんのデザインですが、全体的なシルエットや線の動きが曲線重視でかわいい………!大きめのフリルもプリキュアみたいで可愛すぎますね!!


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メンバーセレクトコーナーは、「わかるぅ………わかる……私もだいすき…………」となりながら観るところだったので細かい感想とかないです。pwのミラーボール衣装本当に素晴らしいですね、輝きまくっていました。

そしてMTV VIDEO MUSIC AWARDS JAPAN 2012の着物風衣装、トルソーの腕を上げてくれてありがとうございます、帯締が美しいですね………。

 


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このぐるんぐるんの青い衣装、ライブ衣装の中でも1,2を争うくらいには好きです。テキスタイルも凝ってるし、ワインレッドの切り返しが素敵。あと、腰の切り返し部分、特にのっちとかしゆかの衣装がわかりやすいのですが、TOKYO GIRLや他

にも似たようなパターンが見られるので、こういうところで共通点が見つかるのは嬉しいですね。デザイナーの中にある「Perfumeらしさ」というのが垣間見えるようです。
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4章の展示室は、「ああ、これ好きだった」「これライブで見た、Perfumeも好きなんだね」という思いが溢れかえっていて、あまりにも幸せな空間でした。

背中も見れるのは本当にありがたいです。
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結局のところ、ファンもPerfumeもスタッフもみんなPerfumeのことが大好きなんですよね。

 

- Finale 

何度行っても新しい発見がある、そして何度でもPerfumeのことが大好きになる、そんな展示でした。

最後の方だいぶ語彙を使い切ってしまって雑になったような気がしますが。

ここに書いたのは私が感じた100%というわけでなく、言語化できなかった部分もたくさんたくさんあります。それは現地に行って、観ないとわからない部分ということでしょう。そういうことです。

私は大学生の時、学芸員の資格を取るべく勉強していましたが、そもそも以前から博物館・美術館に行くのがめちゃくちゃ好きな人でした。小さな館でも大きなところでも、展示の魅力を見つけるのが楽しいんです。なので、Perfumeの衣装展が美術館で開催されると発表された当初、嬉しくて嬉しくて仕方なかったのを覚えています。

兵庫県立美術館は、建物それだけでも見て、感じる価値のあるところだったし、展示も愛に溢れている。正直2回じゃ足りないくらいです。

兵庫県美でしか見られない展示方法、表現の仕方をたくさん見られたことで、またいつか、別の展示も観に来たいと思ったりしました。

全国巡回する予定があるとのことで、それも行けるところは全部行くつもりでいます。兵庫県美でしか見られなかったものがたくさんあったと同時に、それぞれの場所で、そこでしか見られないPerfume COSTUME MUSEUMが生まれていくことが、とても楽しみです。


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