私の、私自身の話

誰にだって、秘密の一つ二つ、あるだろう。人には言えないこと、自分の中に留めておきたいこと。無論、私にもある。

秘密というよりは、悩みといったほうが近いかもしれない。

セクシャルマイノリティと言われる人々がいる。セクシャリティが「普通」とは違う人々。ただ昨今は認知されてきているし、その「普通」が変わってきてるのだろうと思う。

 

じゃあ、「普通」ってなんだ?「普通」のセクシャリティって、一体何?

大抵は異性(同性)を恋愛対象として好きになるってことなんだろう、一般的には。

 

端的に言おう。私は、「おそらくA-sexualまたはA-romantic」だと自認している。つまり、他者に対して恋愛感情を抱かないセクシャリティである。こういうと、「冷たい人」だとか、「感情の乏しい人」と思われるかもしれないが、それは全くの誤解である。私だって人間だし、喜怒哀楽その他の感情ほぼ全て持ち合わせている。

愛情だってわかる。家族愛、兄弟愛、友愛、ペットの猫ちゃんへの多大なる愛情。全部、全部私の中にある。ただ一つ、恋愛感情を除いては、全て抱くことのできる感情だ。

 

恋愛感情がわからない。

知らないのではなくて、解らない。これが、私の「普通」であり、これが、私のセクシャリティ、私の大切な個性である。

べつに気を使って欲しいわけじゃない。寄り添って欲しいわけでもない。理解したくなければしたくなくても良い。

知っていてくれれば、それで十分なのだ。

 

今回はここで締める。

 

読んでくれて、ありがとう。

 

Белочка(栗鼠)